日本刀の買取|日本刀を高く売るには

日本刀について

  • まずはじめに

    • プロローグ
    •                                
  • 日本刀とは

    • (1)模造刀との違い
    • (2)日本刀の歴史
    • (3)日本刀の種類
    •                                
  • 日本刀の売買について

    • (1)どの種類を買取してもらえるの?
    • (2)買取に必要な準備はあるの?
    • (3)銃砲刀剣類登録証
  • まとめ

    • 最後に

1、まずはじめに

プロローグ

日本刀をご存じでしょうか?
突然、そんな質問を振られても「知っている」と答えられる方がほとんどだと思います。
では「種類や材質」「製作方法」「真剣と模造刀の違いについては?」と、さらに質問が飛んできたとしたらどうでしょうか?
映画やドラマ、漫画やアニメを通じて日本刀を見知った人は国外にも多く存在していると思います。近年では刀剣の擬人化の影響によって女性たちの間に異例ともいえる大ブームが起きました。
こちらでは男女問わずして虜にしてしまう日本刀・即ち真剣の魅力について軽くご紹介していきます。

1、日本刀とは

日本固有の鍛冶製法によって作られた刀類の総称です。 古くは平安時代以前から製作されており、一般に日本刀と呼ばれるものは反りや片側に刃がある刀剣のことを指します。 太刀、脇差、短刀に分類されており長巻、薙刀、剣、槍などが含まれます。 日本刀(真剣)の検品・査定の様子

(1)模造刀との違いって?

「材質と製作方法」が違います。
模造刀は主に真鍮、亜鉛、アルミニウムなどの合金製で表面にメッキの加工が施されているのが特徴です。安いものではプラスチック製などもあります。 その一方で日本刀の材料は「鋼」でできており、和鋼(わこう)もしくは玉鋼(たまはがね)を何層にも折りたたんで(*鍛錬)作られています。 その鍛錬の方法によっては数種類の紋(地肌)が刀身の表面に現われます。

*画像は模造刀の刃先。表面がメッキの加工になっている。 日本刀の買取案内・模造刀の刃

*下画像は真剣の茎(なかご)部分。相模国剣白靖俊作の刻印。 茎(なかご)相模国剣白靖俊作

(2)日本刀の歴史

古くには古墳時代よりも前から青銅以外で鉄を使った刀剣類の生産が始まっていたといわれています。 平安時代後期は武家の勢力が増大したことによって太刀が発達し、通常これ以降の物を日本刀とされています。 尚、源頼光が酒呑童子を斬った太刀として有名な日本刀【童子切安綱】や、その童子切と並んで天下五剣の一つとされる【三日月宗近】もこの時代の作です。 その後は各時代背景に応じて、様々な分類の日本刀が登場しました。
この現代でも刀工は存在しており、刀鍛冶の技術と伝統は何千年にも渡って今もなお引き継がれています。

(3)日本刀の種類

日本刀といっても種類は様々です。

日本刀の種類

種類特徴代表する名前
大太刀(おおだち)長大な打刀、および太刀のこと太郎太刀(タロウタチ)
太刀(たち)約60cm以上で、腰から下げるもの三日月宗近(ミカヅキムネチカ)
打刀(うちがたな)太刀と比べて反りが浅い。刃渡りは40cmから50cmが主流へし切長谷部(ヘシキリハセベ)
脇差(わきざし)刃渡り30cm以上、60cm未満の物とされる。鯰尾藤四郎(ナマズオトウシロウ)
短刀(たんとう)長さ一尺(約30.3cm)以下の刀不動行光(フドウユキミツ)
薙刀(なぎなた)刃先は約30から60cm、柄は約90から180cmほどで鍔がある権藤鎮教(ゴンドウシズノリ)
長巻(ながまき)刃先は180から210cm、柄は90cmから120cmで、柄が長い
槍 (やり)柄から先が片刃、十文字、片鎌などといった種類がある長坂血鑓九郎の大笹穂槍など

2、日本刀の売買について

(1)どの種類を買取してもらえるの?

日本刀に分類されるものであればすべて買い取ります。
そのほか刀装具、武具(鎧・甲冑・兜・面頬・鍔・笄・小柄など)などもスペースブキヤでは買取査定いたします。 まずは買取窓口までお気軽にご相談ください。

日本刀

太刀、脇差、短刀、薙刀、槍など

鎧・甲冑・兜などの武具

胴部を守る鎧と、頭部を守る兜からなる武具。

面頬(めんぽう)

顔と喉を保護するための防具

鍔(つば)

柄を握る手を防護する部位

笄(こうがい)

髷を形作る装飾的な結髪用具

小柄(こづか)

日本刀に付属する小刀の柄

日本刀(太刀、脇差、薙刀、槍など)

有名な刀工から無銘のものまで日本刀(真剣)は高値で取引がおこなわれています。著名な刀匠、市場で評価が高い刀匠の作品は非常に価値が高く、人間国宝級の作品であれば200万円以上になることもあります。過去には○○千万以上の価値を持った刀もあります。保有後は定期的なメンテナンスが必要で長期間に渡って放置した場合は錆などが現れます。目釘抜(めくぎぬき)、打粉(うちこ)、拭(ぬぐ)い紙、油など使い手入れをすることで錆から刀を守れます。
カメレオンクラブ+スペースブキヤでは錆あり・状態に難ありでも買取は可能です。ご不明な点があれば弊社専門の査定士にまずはご相談ください。

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武具(鎧・甲冑・兜・面頬など)

鎧は大鎧、胴丸、腹巻などに分類されていて面頬などの局部を守るための防具もあります。日本国内には甲冑をオーダーメイドで制作する会社もあり、織田信長や豊臣秀吉、武田信玄や真田幸村といった名高い武将の甲冑が数十万ほどで販売されいます。中古市場においてはオーダーメイド品やレンタル落ち、撮影備品などがございます。尚、保存の際は鉄錆や漆の乾燥、布地の劣化に気を配りながら湿度等の管理が必要であるため維持するのは非常に難しいといわれています。
カメレオンクラブ+スペースブキヤでは真剣のほか、日本武具もお取り扱いしております。処分にお困りでしたら是非ともお問い合わせください。

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(2)買取に必要な準備はあるの?

 

日本刀の売買・所持には【銃砲刀剣登録証】(以下、登録証)が必要です。
登録証は各都道府県の教育委員会審査によって美術品として認められた証明書のことです。 日本刀一振りにつき交付されるもので、所持をするには必ず登録証が必要となります。

<登録証がある場合>
相続や譲渡された場合には、刀を取得してから20日以内に所有者変更をすれば所持が可能です。 登録されている都道府県の教育委員会へ「所有者変更届出書」を郵送することで所有者変更の手続きを行うことができます。

<登録証がない場合>
①登録証がない場合は、所在地管轄の警察署の生活安全課に連絡し発見の届出が必要です。
②届け出を行うと「発見届出済証」が交付されます。
③手続きが完了すると教育委員会から登録審査会の案内がきます。
④登録審査会により鑑定を受け、登録基準を満たす銃砲刀剣類であると判断されれば登録証が交付されます。※登録費用がかかります。
⑤登録証が交付されば所有・売買が可能です。

~注意してください~
・届出は第三者が代行することができません、世帯主またはご家族の方が届出を行う必要があります。 ・発見時にはトラブルを避けるため、いきなり警察署に持っていかず電話で連絡をして担当者に指示を仰いでください。



<登録証を紛失している場合>
登録証を紛失しまっている場合は再交付申請の手続きが必要となります。

①実際に登録されているか教育委員会の文化財保護担当に確認します。
※所有者変更等の届出人やご遺族であれば、登録番号又は所有者であった人等の住所・氏名を伝えることで検索が可能です。
②登録の確認ができたら最寄りの警察署会計課へ遺失物の届け出を行います。
③登録されている都道府県の教育委員会へ連絡し、登録証の再交付申請を行います。
④教育委員会より送付された「再交付申請書」「銃砲刀剣類登録証(亡失・盗難・滅失)届出書」を記入し、提出します。
※銃砲刀剣類登録証(亡失・盗難・滅失)届出書は紛失届の受理番号が必要となります。
⑤指定された日時に登録審査会場にて現物審査を行います。
⑥登録データとの一致が確認できたたら登録証の再交付が行われます。※再交付には登録費用がかかります。
⑦再交付が完了すれば所有・売買が可能です。

(3)銃砲刀剣類登録証

日本刀の買取案内・銃砲刀剣類登録証

各都道府県の教育委員会によって「美術品」として認められた証明書です。必ず日本刀と一緒に保管してください。記載内容は「種別」「長さ」「反り」「銘文」などの情報が記載されています。記載内容と異なる場合は登録証などの取り違えなどの可能性がありますので必ず確認を行ってください。

5、まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。
日本刀について簡単な紹介をさせていただきました。ですがこれはほんの入り口でしかありません。まだまだ紹介したい名刀や製作の過程など話題は尽きません。もし機会があれば刀鍛冶の動画などを是非とも検索してみてください。
もし「実家の遺品整理をしていたら刀が出てきた」、「家族から日本刀を譲り受けた」、 でも「出てきても、貰っても…」とお困りであれば弊社にお問い合わせください。お客様の大事なお品物を安心の査定でご対応いたします。